当社では、地域環境への貢献活動の一環として、大井川源流域森林再生協議会の活動に協賛しています。このたび、現地視察会があり、参加いたしました。

｢大井川源流域森林再生協議会の案内看板｣

同協議会では、間伐と間伐材の搬出をすすめ、森林整備や木材資源の有効活用を推進しています。当日は、森林整備支援事業対象地において、間伐材を搬出するための道路整備現場を視察しました。現地での説明で、森林の水源涵養機能（洪水緩和、水質浄化など）と間伐の必要性を学び、間伐をすすめるためには道路整備が必要であることを実感しました。

｢間伐材の搬出道路｣

続いて、井川山林の自然体験会に参加しました。井川山林は、特殊東海製紙様の所有地で、南アルプスの約24,000haの広大な土地に標高3,000ｍ級の山々が連なっており、正に大自然という言葉がぴったりの場所です。奥深く進むにつれて、広大な原生林と大井川の急流が眼前に広がり、スケールの大きさに圧倒されました。

　｢原生林の様子｣　　

　｢イワナ釣りの絶好ポイント｣

｢ロッジの照明に集まってきたクワガタ｣

翌日はいよいよ標高2,880ｍの千枚岳に登山しました。ガイドの方が安全に気を配りながら道中の動植物を丁寧に紹介していただき、体力的にはきつかったですが、楽しく山頂までたどり着くことが出来ました。山頂は雲がかかり、景色はあまり見ることが出来ませんでしたが、大きな達成感を味わうことが出来ました。

｢標高2,880ｍ千枚岳山頂にて｣

｢山頂付近に咲く高山植物｣　

今回の研修では、大自然を満喫すると同時に、ＣＯ２の吸収、水力発電、木材資源の確保など、大井川源流域の自然が地域の環境・エネルギー・防災などに大きく関係していることを実感できました。東海ガスでは今後も協議会の活動に協賛し、地域貢献していきたいと思います。

　　　　環境行動推進委員会　　山田　泰見