球形ガスホルダー(ガスタンク)等のガス工作物は、耐震設計を行い建設しています。
阪神・淡路大震災では、激震地(震度7)にガスホルダーがありましたが、全く被害はありませんでした。
ガス導管は地中に設置されているため、地震の際は地盤変動の影響を強く受けることが予想されます。よって、東海ガスでは現在、次のような材料・工法を採用しています。
a.中圧導管
●耐震性の高いガス導管
中圧導管には、強度が強く、大きな地盤変動にも耐えうる「溶接接合鋼管」を使用しています。
b.低圧導管
●耐震性の高いポリエチレン管の導入
ポリエチレン管は、従来のガス管に比べて柔軟性に優れ、不等沈下や地震に強い特性を持っています。今後もより一層の普及を図ります。
●耐震性の高いメカニカル継手の採用
地盤の変化に対応できる、耐震性の高いメカニカル継手を採用しています。今後も引き続き計画的に普及を図ります。
これらの設備は、大きな地盤変動にも耐えうるもので、阪神・淡路大震災の際も、その高い耐震性が確認されています。
■説明をご覧になりたい箇所を、クリックしてください。
「ガス警報器」が万一のガス漏れをランプと警報音でお知らせします。
現在は、従来の「ガス漏れ検知」と「不完全燃焼(一酸化炭素)検知機能」をドッキングしたガス・CO警報器をおすすめしています。
ゴム管がはずれた場合、ガス栓のヒューズがはたらいで自動的にガスの流れをストップします。
ガスファンヒーターが転倒すると、ガスは即座にストップします。
煮こぼれなどで万一炎が消えた場合、ガス機器のセンサーが働き、すぐガスをストップします。
危険な不完全燃焼を防止する装置のついたガス小型湯沸器。
ガスメーターに組み込んだマイクロコンピューターが24時間ガスの使用状況を監視。ガス機器の使用状態の異常や多量 のガスもれを検知したり、地震(震度5弱相当以上)を感知して自動的にガスを遮断します。
現在、一般のお客様にはマイコンメーターが設置されています。
今後は業務用のお客様も含め、マイコンメーターの一層の普及を図ります。
ワイヤー入りの丈夫なホースだから、間違ってコードを踏んでもガスは止まりません。